昨年の10月、人生で初めてタトゥーを入れました。
あれから1年。自分の気持ちや考え方の変化や、気づいたことなどを、ここで少し振り返ってみようと思います。
これから初めてタトゥーを入れようとしている方、中でも特に、私のように普段は普通の人間に擬態しようと思っている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
タトゥーを入れた場所と理由
私が入れたのは、左腕の内側。

(イメージです)
大好きなアーティストが書いてくれた歌詞の一節を、そのまま自分へのリマインダーとして刻みました。
いわゆる装飾的なデザインではなく、言葉を残すタトゥーです。
彫師さん選びで感じたこと
私にとって、ここは少し難しかったです。
デザインは筆跡そのままなので、アーティスト性よりも模写の正確さが重要でした。
つまり独自のスタイルを持っている彫師さんよりも、正確に再現できる人が理想。
でも実際、そんな依頼をして失礼じゃないか… と悩みました。
最終的にInstagramで見つけた、レタリングからアートまで幅広く手がけている方にお願いしました。

(イメージです)
結果的に仕上がりにはとても満足しましたが、彫師さんとの距離感については少し反省もありました。
その方のプロフィールには海外旅行が好きだと書かれていたので、私はそのアーティストのライブを見たのが海外だったこともあり、話のネタになるかなーと思いました。
…が、いざ始まってみたら、これ話しかけない方がいいのかな、下手に話しかけて失敗しても怖いし…と悩み、施術中は結局一切会話しませんでした、汗。
(美容院みたいに雑談するスタイルの人もいるのかな?と今でも気になります)
デザインがデザインだけに、施術終了後に彼女が私のタトゥーの写真を撮ることもありませんでしたし、もちろん彼女のSNSに載る事もありませんでした。
そんなことは予想通りでしたが、時々彼女の投稿を見ると、私は理想の顧客ではなかっただろうなあと思います。気にしすぎ?汗
タトゥーの見た目の変化
1年間の見た目の変化をまとめました。

角度も明かりもてんでバラバラで参考になるか分からないですが…
入れた直後はまさに、肌の上に書いてますみたいな見た目をしています。
10日前後でかさぶたが取れました。
3か月後は滲んでいるというよりは、皮膚の1枚向こう側に行ったな。という感じ。
人間の皮膚はつるつるではなくエンボスがかってますから、紙に書いた文字の上にすりガラス(皮膚)を重ねたところを想像するとイメージしやすいかと思います。
1年後はやっぱり少し滲んできたかなあ。でも特に大きな変化はなく、どの文字も潰れず綺麗なままです。
入れたことにより、肌の質感には変化がありました。
見た目に凹凸は全くありませんが、線を指で少し押しながらなぞると、皮膚の中に何かがあるという感覚がちゃんとします。1年経っても変わらないので、永久的なものだと思います。これは実際に入れてみるまで分からなかったことでした。
小さな頃に、鉛筆を誤って腕に突き刺して、芯の先が皮膚に埋まってしまった時の事を思い出しました。
もちろん固くないし、痛くも全くないのですが、肌を覆いつくすように入れているような人は、全身の皮膚の質感が変化してしまっているのだろうか… と気になりました。
1年経って気づいたこと・反省点
この1年を振り返ってみて、入れる前には気づかなかったことや、だからこそ次に活かしたいなと思う点がありました。
ファッションとのバランス
タトゥーを入れるとき、ほとんどの人は裸の肌の上でデザインを想像すると思います。私もそうで、入れる前はよく下着姿になって位置を考えていました。
でも実際、私たちはほぼ一日中服を着ていますよね。
だから大事なのは、服を着た時にどう見えるか。
例えば、お気に入りのTシャツの袖から少し見える位置がいい、オフィス服では隠れるようにしたい。など、ファッションとのバランスを意識することが凄く大切だと思います。
私は結果的に「あと1cm上でも良かったな」と感じることがあります。
タトゥーは1mm単位で位置が命。シールのようにあとからちょっとずらすなんてことはできません。
日本は四季があるので、肌の露出度も変化します。
私のタトゥーは位置的に、夏には毎日見るのに冬には全然見ないリマインダーという結果に。それがなんだか可笑しく思いました。
アート系のタトゥーだったら彫師さんもバランスを考えるのに手伝ってくれたかと思いますが、私の場合は完全に自分の為といったデザインだったこともあって、特に助言はいただけませんでした。
ライフスタイルの考慮
ここは日本なので、「隠す」というのも、否応なしに直面する生活手段になってくると思います。
私は趣味で水泳をしているので、プールではカバーシールで隠しています。

が、1時間しっかり泳ぐともう端の方が剥がれてくるので、肩など更に動く部位にはこれから先も入れるべきではないなと思いました。
例えばノリで駅から徒歩40分の物件を契約したら、絶対後々面倒くささで後悔することは分かってますし、人間って結構、面倒ごとがあるとどんどん憂鬱になりがちです。そのまま物件に例えるなら、タトゥーは契約解除も売却も一生できない物件。
なのでタトゥーを入れる前には、それに付随する面倒事も一つ一つきちんと考慮しておかなくてはいけないなと思いました。
後から嫌な思いは絶対にしたくないですもんね!
タトゥーは一度入れたら一生付き合うもの。
デザインだけでなく、生活のしやすさも含めて考えるべきだと実感しました。
思い出し続ける覚悟
私のタトゥーは、アーティスト本人が書いた歌詞。
だからその人の存在や、そこに込められた意味は、入れてから1年間、一日として忘れることがありませんでした。そしてこの先一生、死ぬまで忘れることはないでしょう。
そんなことは当たり前だし、その為に入れたのですが、それでもこの事実を再認識したとき、身が引き締まる思いがしました。
毎日、一日も欠かさず思い出す存在なんて、あなたの生活の中にありますか?
ペットとか、家族とか?意外とそんなに多くないことに気づくと思います。
何かをそこまで大きな存在にさせるというのは、ある意味強烈な愛の形と言えるでしょう。
私はその重さを誇りに感じていますが、これが恋人の名前だったら… と思うと、恐ろしくて耐えられません、汗。
つまり言いたいのは、その対象について、一生思い出し続ける覚悟をしてから刻むこと。
それが、私がこの1年で得た一番の学びかもしれません。
まとめ
タトゥーを入れてから1年、沢山の気づきを得ました。
入れたこと自体には全く後悔はありませんが、細かな反省点があります。これからまた増やしたいと思ったときに、これらの事を、必ず振り返りたいと思いました。
タトゥーは言わば、あなたと一生を共にする人生のパートナーです。
覚悟を決めて入れたならば、それはきっと、この先ずっとあなたを支えてくれる存在になるはずです。

