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【ベルトラ現地オプショナルツアーレポ】モン・サン・ミッシェルのツアーに参加してみた

年末年始のフランス旅行で、パリからベルトラ現地オプショナルツアーを利用して、モン・サン・ミッシェルに行ってきました。

ツアーと言えど、なかなか濃い一日を過ごせたので、振り返りたいと思います。

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モン・サン・ミッシェルの個人旅行は難しい

初めは交通機関を乗り継いで個人で向かおうと思ったのですが、最終的に現地ツアーを選びました。

モン・サン・ミッシェルはパリから電車→バスの乗り継ぎ一回で行けるのですが、乗り継ぐ場所は田舎で、次のバスの本数はとても少ないです。もしもそれを逃したら…

また、他の日は鉄道や美術館のチケットの予約を沢山していて、個人で目まぐるしく動く予定だったので、一日くらいは気を抜ける日があってもいいなと思い、ツアーを利用することにしました。

 

 

現地ツアーはベルトラがおすすめ

海外現地オプショナルツアーなら【VELTRA(ベルトラ)】

ベルトラを利用するのはこれが2回目です。 

モン・サン・ミッシェルのツアーは沢山あるんですが、このプランを選びました。

ツアーだと個人で行くよりずっと高くつくイメージがあったけれど、コスパ的にも全然アリだなと思いました。

 

ちなみに私は下記のサービスを使って、ベルトラをお得に利用できました。

 

 

 

ツアー日程

ツアーと言えども、現地では自由行動。食事も含まれていないので、好きなところで食べれます。それから修道院の入場チケット音声ガイドもついてきました。

7:45にトロカデロ広場に集合、8:00に出発。

約5時間かけて、モン・サン・ミッシェルに向かいます。

モン・サン・ミッシェルには4時間ほど滞在して夕方に後にし、22:00にパリに戻るという、なかなかハードなスケジュールです。

 

冬のパリの日の出時刻は8時半を過ぎるので、まだまだ街は完全に「夜」でした。

エッフェル塔がライトアップされてなくて残念。

 

 

バスガイドは外国人

<英語ガイド>と併記されているものは海外のツアー会社の仲介なので、特記されていなければ、添乗員もバスガイドも外国人になります。

コロナの影響がまだ尾を引いていたのか、催行日程で予定が合ったのはこのツアーのみ。日本語ガイドのツアーは全然ありませんでした…

説明などは全部英語でしたが、重要な集合時間などは繰り返しゆっくりと言ってくれるから、英語ができなくても問題はないと思います。

 

朝焼けの中、ひた走るバス。

ただ、私のガイドは島やフランスをもっと楽しむ為の雑学を沢山話してくれたから、英語が分かったらもっと楽しめるかも。

 

 

パリからモン・サン・ミッシェルへの道すがら、色々な話をしてくれました。

 

フランスにまつわる雑学あれこれ

私が聞き取れたのはこんな話でした。

シャンパンの成り立ち

フランスのワインは、必ずその土地で作られたものしか土地名を商品名に出来ないのだそう。だからシャンパンは必ずシャンパーニュ地方で作られたもの。

そして生産量も政府が管理しています。

ここからは嘘だかほんとだか分からないけど、彼も農家でワインを作っているそう。

するとある日、政府がいきなり家に押しかけてきて、お前のところはワインを作りすぎだから、作る量を減らしなさいと注意勧告。

「そんなもん知るか、俺のビジネスだ!稼ぐだけ稼いでやる!」とブチ切れるオーバーリアクションをして、この話は終わり。

 

サイダーという名のお酒の話

ワインが有名なフランスですが、モン・サン・ミッシェルのあるブルターニュ地方では、潮風など天候の事情で、ブドウが育たないんです。

で、代わりに産まれたのが、リンゴでできたお酒、シードル(英語ではサイダー)でした。

島の中のお土産屋さんでも買えるので、ぜひ探してみてください。

同じくブルターニュ地方発祥のガレットのお店に行くと、可愛らしい陶器のボウルに入ったシードルを頼めるところが沢山あるんですよ!

※サイダーという名前だけど、アルコールなので要注意。

 

突如始まる世界史の授業

それからモン・サン・ミッシェルの成り立ちなどを沢山話してくれましたが(昔はイギリス領だったこと、島に修道院を作れという神様からのお告げ、海賊バイキングの襲撃、ジャンヌダルクの活躍、などなど…)、私は高校の世界史で居眠りをするレベルの人間だったので、それらの雑学はほとんど左耳から通って右耳に抜けていきました。

 

一度サービスエリアでの休憩をはさみます。

ミニチュアのペストリーが売っていました。可愛すぎる。

 

 

島に到着

5時間ほどかけてようやくモン・サン・ミッシェルに到着しました。

途中、土砂降りにみまわれましたが、何とか晴れてよかったです。

 

バスを降りる時に添乗員から、注意喚起という名の2つのジョーク。

「給料を失いたくないから島から100m以上は離れないでくれ」と。

逆に言えば、100mも離れて大丈夫なんだ…

もう一つは、「さっき海賊バイキングの話をしたけど、実は今も海賊はいるんだ。カモメという名の海賊だよ。君たちのクレープを狙いに来るから気を付けてな」

ガイドって本当に話が上手だなあ。

それから「オムレツが有名なレストランがあるんだけど、クソ高くて… まあ、食べた人は感想聞かせてくれよ」と、ウィンクしながら一言。

そう、この島で一番有名なレストラン、ラ・メール・プラールのオムレツは、めちゃくちゃ高くて美味しくないことで有名なのです。私が訪ねた時は40ユーロでした。うわあ。

 

歩みを進めるごとに迫りくる島の姿は、圧巻でした!

 

 

町というより小さな通り

島へと入ると可愛らしい通りがあります。

逆に言うと、この通りが一本あるだけで、そこ以外にお店はありません。

訪れたのは大晦日だったので、閉まっているお店も結構ありました…

 

 

レストランでランチ

島についたのが13時だった為、お昼を食べなくてはと。

クレープなどの食べ歩きをする人も多いみたいですが、なんだかやっぱりモン・サン・ミッシェルといえばオムレツを味わいたい気分だったので、レストランに入りました。

ラ・メール・プラールの半額(それでも高い)のオムレツムール貝、フランスの有名なジビエ料理、鴨のコンフィ

 

わ!とっても美味しい。

コンフィは身がほろほろで最高でした…

オムレツもフワフワで普通に美味しかったです。一人で食べるのはきついから、シェアしてコンフィのソースに絡めたりしたら最高でした。

ムール貝は小さくて、まるでアサリの酒蒸しのよう。はじめは量にたじろぎましたが、余裕で完食できました。

 

食べ終えたら、島の中央へと階段を上っていきます。

下を見下ろすとこんな感じ。

潮が引いたあとの潟に描かれた、自然の産み出した模様に惚れ惚れします。

 

 

修道院

島の登頂にある修道院を見学します。入口までだいぶ上った記憶があります…

 

“映える場所”として有名な中庭。

全然映えないどころか、クリスマスの飾り付けが廃墟みたいじゃん…

 

…正直なところ、島の散策を楽しみたかったら、修道院には行かなくていいかもしれません。

中庭を見た後は、同じ石造りの一色の部屋がいくつも連なっていて、歴史や建築に興味が無いと、退屈してしまうかも。

クリスマスの装飾品がされていました。

修道院の中には、当たり前だけど食堂や、祈禱室などがあったのです。

 

入場券には音声ガイドがついていたけれど、説明がゆっくりで、これに歩みを合わせていたら、時間が全っ然足りない!

中を見学するにしても、音声ガイドは諦めてさらっと見るくらいがいいと思います。

 

日中は潮が引いていることが多く、島の周りを沢山の人が歩いていました。

 

 

時間が足りない

5時にバス停に集合。そこからまた5時間かけてパリまで戻りました。

大晦日だったのでシャンゼリゼ通りで年越ししようかと思ったのですが、くたびれていてホテルの近くでお祭り騒ぎの雰囲気を味わって終わりにしました。

 

もっとのんびり過ごしたい方、朝昼晩の島の変化を楽しみたい方などは、個人で行って島の中や付近に宿泊するのがオススメかもしれません。

とはいえ、お店自体はとても少ないので、私は日帰りツアーで十分だったかなと思います。

個人的には、修道院での見学の時間を削って、普段写真で見ることのない島の裏側を歩いてみたかったなあとは思いました。

 

コロナの影響もあって、日本語のガイド付きツアーは、まだまだ催行日数が比べ物にならないほど少ないです。(2023年5月現在)

どうしても日本語のツアーに参加したい場合は、モン・サン・ミッシェル訪問を中心に全ての旅程を組んだほうがいいくらいだと思います。

でも外国人のガイドと行くツアーでも全く問題がないし、一例ではありますが、こんな感じの話をしてくれるんだよーという、雰囲気を少しでも感じとってもらえたら嬉しいです!

 

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まとめ

ベルトラの現地オプショナルツアーを利用して、モン・サン・ミッシェルに行ってきました。

時間が限られていて少し急ぎ足での観光もありましたが、やはりここに来れて良かったなと思います!

フランスに旅行するなら一度は行ってみたい、モン・サン・ミッシェル。

少しでも旅の計画を立てている方の参考になれば嬉しいです。

 

Kana

ミニチュアフード作家
海外旅行の体験談や、訪れた素敵な場所、食べた美味しい物を投稿しています。

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