①はこちら。
朝はコーランの音で目覚めました。

カサブランカは港町。
近くに有名なモスクもあったので、一日プラスしたら理想的な旅になったかもしれませんが、私達は旅の最初の目的地、青い街シャウエンへと向かいます。
ホテルの人に駅までのタクシーをお願いしたら、太い道に出たら簡単に捕まるよと割と適当なことを言われ不安になりましたが、意外なことにUberアプリが利用できたので、Uberで呼んでしまうことに。
交通量はとても多く、いきなりドライバーが近くのドライバーと怒鳴りあいをはじめるなど…
ドライバーには笑いながら、これがカサブランカの日常さと言われました。
カサブランカ・ヴォヤージュ駅

クラシカルな駅舎。
10時の列車に乗ります。

そうだ、モロッコは公用語がアラビア語とフランス語でした。
懐かしいフランス語。大学で学んだのにmerciの発音くらいしかマスターできなかったフランス語。
せっかくアラビア国に来たので、大好きだけどなかなか日本では売っていないバクラヴァを買いました。

ここでも1つ255円するし、大衆的なスナックというよりはお洒落なお菓子といった扱いなのかしら。
アル・ボラック鉄道


案外、とてもしっかりした感じの高速鉄道です。
乗車時間は2時間17分。

鉄道の中で、遅めの朝食、兼早めの昼食にしました。
タンジェ駅
立派な駅に到着しました。

ここから2kmほど離れたバス停からは、CTMバスという安価な長距離バスがシャウエンまで出ており、日本から来た方が利用しているブログ記事を沢山読みました。
しかしながら本数が少なく、これを待ってから乗ると街に辿り着く頃には日が沈みます。
短期間に詰め込み型の社会人旅行は、お金で時間を買うしかありません。
なので、泊まっているホテルに往復のタクシーを手配してもらいました。そこまで高額じゃないからいいかなと。
もちろん、駅にはタクシーは沢山止まっているだろうと分かっていましたが、かくいう私は値切りが大の苦手で、発展途上国の旅は絶賛向いていない小心者トラベラーです。
カンボジアでもやらかしてた話。
なんでも、無理に値切って相手の機嫌を損ねて、危ない運転をされたり、変な土地につれていかれて落とされたらどうしようとか考えてしまうので。そんなこと考えるのは私くらいか?
駅の外に出たら、ホテルの契約ドライバーがにっこにこで私の名前の書かれた紙をもって走ってきました。
よく見ただけで分かったな、いや分かるわ。周囲にアジア人は私達しかいませんでした。
金銭の取引がもう終わっているので、無駄な警戒心を持たなくてすんで、精神的にすごく楽。
片道2時間の旅
車窓からモスクが所々に建っているのが見えました。

モロッコのモスクは自己主張が少なめ。
少ししたらすぐに街の外に出て、信号も無くただただ伸びる道路を、車はひたすら走っていきます。

山を登り、川のそばを走り…
ドライバーは親切にも、途中に店が現れたところで止まって、トイレは大丈夫か?と聞いてくれたり、景色の良いところで休憩も取ってくれました。

有名なのか分からないけれど、写真を撮ってくれたりした湖。
タジン鍋が売られていました。


陶器製のは飾りかしら。
道なりにもタジン鍋の工房が沢山ありました。

モロッコに来た感が強い。

こうして段々と、青い街が見えてきました。
ホテル
本日のホテルです。

優しそうな若い女性が宿主で、チェックイン時に謎にバラの造花をプレゼントされました。
海外特有の芳香がとんでもない威力だったので、現在私の家のトイレで活躍しています。

モロッコは割と宗教に寛容なのかな。まあ観光客の為だとは思いますが、ここに来てクリスマスツリーを見るとは思いませんでした。
青い街歩き
荷物を置いたら、さっそく街の散策に出かけます。



と…雨がパラパラ降ってきました。
やはりアクセスが良くないからか、日本人観光客は見ませんでしたが、代わりに現地人の口から飛んでくる「チャイナ!チャイナ!」の声…
なるほど、街の奥へと進んでいくと、中国人の団体がいわゆる映えスポットに大行列を作っていました。
うーん、こんなに並んでまで撮らなくていいかなあ。と何か所か素通り…
それでも歩けば歩くほどに、可愛らしい路地が顔を出して、とてもワクワクしました。



一つとして同じ路地がない…!
青にも何種類もあって素敵だ。

塗り分けにルールとかあるのかな?
この街が青い理由にはいくつかの説があって、一番有名なのは、15世紀末にスペインから逃れてきたユダヤ人の影響だそう。ユダヤ教では青は「天」や「神聖さ」を象徴する色で、その文化が街並みに反映されたのだとか。
ほかにも暑さを和らげるためなどの理由があるようです。日本の街も青くするべきでは…?
マグネットぼったくり事件
一人暮らしを始めてから、自分用の冷蔵庫が出来たので、旅先でのマグネット集めが趣味になりました。
この旅でも買いたいなと思っていたところ、ちょうどシャウエンの路地のマグネットを発見。

店員はフレンドリーな感じで、店の奥から街のイラストも沢山出してきました。しかしながら、このフレンドリーさは私の苦手なジャンルだぞ… となんだか脳内でアラームが。
さっさとマグネットを購入して店を出ようとして、クレジットが使えると言うので、そこで見せられた額でタッチしました。
そう、1/10の額を想定して。
だって、マグネットに3,000円もかかると思わないじゃないですか。
そんなものが売られてるなんて思わないじゃないですか。
そんなものが売られてるのが、こういう土地でした。
いやいやいやいやいや、どう考えてもおかしい。
決済通知を見て青ざめて店に戻ったところ、これは手作業でペイントしているからオリジナルなんだ、と熱く語られました。
いやそういうのほんとどうでもいいからお金返してよ。
と、手持ちの現金がないから返せないと。
やられた~~~
相手の方が何枚も上手でした。
うーん、旅慣れてきてもこういうことやらかすんだな、いや、慣れてきたからこそやらかしたんだと思います。
気を引き締めていかないとと、苦々しい教訓になりました。
だがしかし、そんなことにこの街での思い出を塗りつぶされてはたまらない。
街歩きに戻ります。

人だかりの合間を縫って、奇跡的に撮れた有名そうな撮影スポット。
歩いても歩いても出てくる素敵な街並み。

雨に濡れてしっとりした青も、これはこれでいい色。
お店も沢山あります。



パレスチナへの連帯を示すタジン鍋も売られていました。

モチーフが可愛すぎて悶絶。
街への道にはオレンジの木がいたるところに生えていて、店先にも売られていました。

街の青に映えて美しいことと言ったら!



こんな素人が地図も見ずにぶらぶら歩いただけで、これほどまでに素敵な街並みが撮れてしまうのだから、専門的なカメラを手に写真を撮るために訪れるとしたら、1週間いても飽きることが無さそう。
しかし、日が傾くとともに、雨足も強くなってきました…

昼食が早かったので、早めの夕食にしました。
タジン鍋レストラン SAYEDA ALHURRA
街の入り口付近にあるレストランです。

時間が早かったのもあるのか、騒がしくなく、落ち着ける雰囲気でした。
熱々のタジン鍋が登場

レモン風味のチキン、ケフタというモロッコのミートボール、それからお店の定番というメニューは、ホロホロの羊肉とデーツの実が入っていました。
モロッコのパン、ホブスをお供にいただきます。
タジン鍋のあの特徴的な蓋は、すぐにもっていかれてしまいました、笑。
日本だったら、はい、今から蓋を取りますよ~お写真いいですか~?とか店員さんが聞いてくれそうだなと、文化の違いを感じてなんだかおかしかったです。
ミートボールの方は割と想像通りのトマトソース味でしたが、スパイスが利いていました。

レモン風味のスープのチキンが新鮮で美味しかった!これが一番のお気に入りでした。
この味どうやって作るんだろう?挑戦してみたい。
チキンもとても柔らかく煮えていて、すぐに身がほぐれました。
ソース類はパンに吸わせて最後までいただきました。
お茶菓子たち
モロッコのお菓子も頼んでみました。

クッキー4種類。素朴だけど癖になるような味で、どれも美味しかったです。
ホテルの前のベーカリー

レストランで出してもらったモロッコ菓子がとても美味しくて、ホテルの前のベーカリーのショーケースにも同じものがあったので買ってみました。
前日は一体どうなることかと思いましたが、この日は余裕のある夜を過ごせてよかったです。

最大の目的の一つを達成しましたが、まだまだ旅は始まったばかり。
早めに就寝して、疲れをしっかりとります。



