年末年始の休暇を利用して、強引にモロッコからスペインへ縦断旅行をしてきました。
青い街シャウエンから始まり、白い街フリヒリアナ、ネルハ、グラナダ、トレド、マドリード、バルセロナへ。
7泊9日、7都市。すべて個人手配です。

一番の目的は、モロッコの青い街シャウエン、そしてもうすぐ完成するサグラダ・ファミリアをはじめとしたガウディの建築群を見ること。
移動も宿もすべて個人手配。結果的に、7泊9日で7都市を巡るという、とても盛りだくさんな旅になりました。
この記事では、モロッコとスペインを個人で周遊しよう思ったきっかけや、実際の旅程、行ってみて分かったことをまとめていきます。
同じような旅を考えている方の参考になれば嬉しいです。
モロッコ+スペインの周遊ツアーは無い?
個人旅行を決断した最大の理由は、モロッコとスペインの2か国を繋げたツアーを見つけるのが難しかったからです。
特に行きたかったモロッコのシャウエンと、スペインのバルセロナをくっつけた既存のツアーは存在しませんでした。
ではまずシャウエンに行くには?

シャウエン自体、人気ではありながらアクセスの悪い観光地です。
シャウエンがスケジュールに含まれるツアーは、モロッコ1週間など、モロッコの周遊ツアーばかりでした。
が、内心思ったのは、青い街に行ければいい… モロッコにそこまで長く滞在したいほどの興味がない…汗。
特に円安だったり、航空券の価格が高騰している今、海外に行くこと自体が、費用面でもとても大掛かりなイベント。この大掛かりなイベントを、「モロッコonly」には使いたくなかったのです。
なので自力で両方繋げて旅するしかない!と思い、シャウエン+スペインの周遊旅行を計画することにしました。
個人旅行の一番の強みは、自分の行きたい場所を自由にカスタムしたスケジュールを組めることだと思います。
行きたい場所を繋げすぎて、とんでもなく過密なスケジュールになってしまいましたが、汗。
思いがけないコンセプトとの出会い
モロッコ+スペインの周遊自体に加えて良かった点がありました。
スペインは漠然とアルハンブラ宮殿やガウディの建築群しか考えていなかったのですが、モロッコのタンジェ発の飛行機の目的地にマラガという地名があったこと。
そこからグラナダへはネルハという街を通って行けるということ。ネルハの近くに以前から地図にチェックしてあった可愛らしい白い街、フリヒリアナがあったことから、ここにも寄ろう!と思いました。

結果的に、シャウエンの青い街とフリヒリアナの白い街の対比を楽しむという、思いがけない素敵なコンセプトが加わる旅になったので、この旅程をおすすめしたいポイントの一つになりました。
周遊というより縦断旅行
最終的に今回の旅は、いわゆる「周遊旅行」というより、モロッコからスペインへ南から北へと移動し続ける「縦断旅行」となりました。
青い街シャウエンと、白い街フリヒリアナ。アンダルシア地方を抜け、首都マドリードを経て、バルセロナへ。
スペインの都市を順に訪問していき、それぞれの良さを体感できました。
その土地その土地の特色あるグルメにも挑戦でき、スペインの食文化を沢山味わうことが出来ました。
ここからは、実際の旅程に沿って、モロッコからスペインへと進んでいった9日間を振り返っていきます。(それぞれの一日を振り返る記事もこれから別途に書いていきます)
旅程
観光スケジュールと移動ルート、交通手段一覧です。
飛行機、鉄道、バス、タクシーを駆使して縦断しました。
12/25 出国

羽田 → カサブランカ:飛行機
12/26 シャウエン観光

カサブランカ → タンジェ:鉄道
タンジェ → シャウエン:タクシー
12/27 シャウエン、マラガ観光

シャウエン → タンジェ:タクシー
タンジェ → マラガ:飛行機
12/28 フリヒリアナ、ネルハ観光

マラガ → ネルハ:バス
ネルハ → フリヒリアナ:タクシー
フリヒリアナ → ネルハ:バス
ネルハ → グラナダ:バス
12/29 グラナダ、マドリード観光

グラナダ → マドリード:鉄道
12/30 トレド、マドリード観光

マドリード → トレド:鉄道
トレド → マドリード:鉄道
マドリード → バルセロナ:鉄道
12/31 バルセロナ観光

1/1 バルセロナ観光、帰国

バルセロナ → 羽田:飛行機
1/2 帰国

今回はルフトハンザ航空を利用しました。
往路は羽田 → フランクフルト → カサブランカ、復路はバルセロナ → フランクフルト → 羽田
要となるモロッコからスペインへの移動は、ヨーロッパのLCCを利用しました。
他も地名と地名を繋ぐ行き方を一つ一つ調べ、それらを繋げて、地道に旅程を築いていきました。
海外旅行を計画する時にはいつも、ツアー会社のパンフレットを眺めたり、一度だけツアーに参加したイタリア周遊旅行のことを思い出します。

イタリア本土を大胆に縦断しながらも、観光都市での時間を半日は確保してくれていたので、それをモデルプランにし、私もシャウエン、フリヒリアナ+ネルハ、グラナダ、マドリード、トレド、バルセロナ、それぞれの都市で半日観光を楽しめるように、試行錯誤しながら計画しました。
いくらスケジュールに余裕があっても、朝から晩まで一日中歩き回る体力はないわけですから、午後から夜にかけてのバスや鉄道の移動が多く、その中で一息つけるこの旅程は正解だったんじゃないかなと思います。
旅費はどれくらい?
今までで一番、費用のかかった旅になりました。
それもそのはず、旅程の中に更に飛行機を利用する移動や、日本で言うところの新幹線の利用が複数回あったので。
総額はこちらの記事にまとめています。
過去にフランスに行った時は、ドイツ国境付近のコルマール訪問以外はほとんどパリを拠点として滞在していましたが、今回の旅を例えるならば、一週間で日本を縦断したような感覚。仕方が無いよなあといった費用感です。
振り返ってどうだったか?
モロッコとスペインを個人で周遊する旅は、決して手軽な旅ではありませんでしたし、天候や移動時間の影響を受ける場面もあり、想像していた通りにはいかないことが多かったです。
それでもなんとか予定を調節できたり、思いがけず良かった観光地との出会いもあり、振り返るととても濃密で、印象に残る旅になりました。
全体的に、社会人として数少ない長い休みのとれる年末年始に最大限詰め込められて、とても充実した旅になったかなと思います。

事前に調べることや決めることが多く、その点は個人旅行としての難しさだと感じました。
交通機関のほとんどは事前に予約しましたが、予定の便だけがなぜかホームページに表示されず予約できないようなトラブルに続き、クレジットカードが何枚も弾かれたり、現地でも駅やバス停の場所探しに翻弄されたり。
周遊は一度つまずくとその後全ての旅に影響を及ぼすというマイナス面が、その時その時に頭をよぎりました。
また、それぞれの観光施設もいったい何時に予約すればいいか。予約必須な場所が多い上に、綿密にスケジュールを組まないと決められないという点も大変でした。
そのような不安やストレスなどを顧みると、ツアーは観光地から観光地へとストレスフリーで連れていってくれるという点で、すごく魅力的だなと思いました。
正直に言えば、手放しに個人旅行が一番!という結論にはならない旅でした。
それでも、はじめの方に書いた通り、自分の行きたい場所、見たいものを自由に繋げて一つの旅として形にできたことは、個人旅行ならではの良さだったと思います。
このあとは旅程に沿って、各都市で感じたことや、移動・観光・食事について、記事ごとにもう少し詳しく書いていきます。
同じようにモロッコとスペインを組み合わせた旅を考えている方の参考になれば嬉しいです!



